コラム

髭脱毛は痛い? レーザー脱毛・針・フラッシュ脱毛を徹底比較!

 ヒゲ脱毛の痛み

朝に丁寧に剃ったはずなのに夕方にはもう青々とした髭が生えてくる、という悩みの方は少なくありません。

髭や体毛を脱毛することは比較的ポピュラーになってきましたが、正しい情報がまだまだ手に入りにくいのが実情です。

特に髭の脱毛には痛みが伴うという話があり、それで髭脱毛を躊躇している人もいるのではないでしょうか?

そこで髭の脱毛について代表的な手法とそれぞれが痛いのかどうか、情報を集めてみました。

脱毛の方法についての説明

まず、髭脱毛の原理について知っておきましょう。

髭の脱毛にはいくつかの手法がありますが、どれも共通しているのは髭の根本にある髭の成長を司る毛根部分にある毛乳頭という組織にダメージを与えて破壊してしまう、というものです。

毛乳頭が破壊されれば機能しなくなるわけですから、髭が生えてくることはなくなる、というシンプルな発想ですね。

では、主な手法を見ていきましょう。

ニードル脱毛

髭のニードル脱毛は最も歴史のある脱毛手法で、電気針脱毛と言われることもあります。

具体的にはニードル(針)を毛穴から差込み、毛根部分に電流や高周波等を送ることで毛乳頭と周辺の組織を破壊するというやり方になります。

まずニードル脱毛のメリットとデメリットを見ていきます。

【ニードル脱毛のメリット】

・高い脱毛効果

ニードル脱毛は直接ダメージを与えたい箇所にニードルを接触させて、そこに電流、高周波を流すという非常に直接的な方法となりますので、高い脱毛効果が期待できます。

・日焼けしている、白髪等でも脱毛が可能

後述する医療レーザー脱毛や光脱毛は黒い色素に反応するレーザーを照射するという原理で脱毛を行いますが、そのため肌が日焼けしていたりするとレーザーの出力が上げられず十分な脱毛効果が得られなかったり、白髪等はレーザーが反応しないため脱毛できないという事情があります。

しかしニードル脱毛は日焼け、肌の色、髭や体毛の色に関係なく高い脱毛効果を発揮することができます。

では、ニードル脱毛のデメリットについても見ていきましょう。

【ニードル脱毛のデメリット】

・痛みが強い

ニードル脱毛で使用する絶縁針は微細なものですが、毛穴に差し込む時点で痛みがありますし、毛穴に差し込んだ状態で電気、高周波を流す際にも強い痛みがあります。

痛みに弱い方でニードル脱毛を検討する場合は麻酔等を使用することで痛みを軽減する用意があるかどうか等事前に確認しておいた方が良いでしょう。

・処理に時間がかかる

ニードル脱毛は髭を1本1本処理しますので、その分時間がかかります。また、処理には技術が必要となりますので、施術担当者によってはより時間がかかったり、痛みが強かったりすることもあります。

・費用が高い

前述のように施術に技術が必要で時間もかかるということは、その分費用が高くなってしまうという意味でもあります。

このようにニードル脱毛には効果が高い分、痛みが強いというデメリットがありますが、痛みがあっても時間がかかってもいいから確実に脱毛したい、ということであればニードル脱毛が間違いないと言えます。

医療レーザー脱毛

現在、髭や体毛の脱毛で主流になっていると言っても良いのが医療レーザー脱毛です。

医療レーザー脱毛は黒い色素に反応するレーザーを髭に照射することで熱を毛乳頭まで伝えて、組織を破壊するという方法です。

【医療レーザー脱毛のメリット】

・脱毛効果が高い

医療レーザー脱毛は医療機関だけが使用を認められている医療レーザー脱毛器を使用することで高い脱毛効果が期待できます。

・医療機関での施術となる安心感

医療レーザー脱毛は医療機関のみが行えるため、安心感があります。

ニードル脱毛と比較した場合は痛みはかなり軽減されますが、医療レーザー脱毛は医療機関のため麻酔等を含めた痛みに対するケアの準備があるなど、万が一の皮膚のトラブルにも間違いのない処置が期待できるでしょう。

・施術時間が短い

医療レーザー脱毛は一定の面積にレーザーを照射しますので、複数の髭が一度に処理できるのです。その為、施術時間は非常に短くて済むという利点があります。

【医療レーザー脱毛のデメリット】

・日焼けしないようにする必要がある

医療レーザー脱毛は黒い色素に反応するレーザーを照射するというものですが、肌が日焼けしたりしていると肌の色にも反応してしまうため、出力をあげられず十分な効果が得られない可能性があります。

そのため、医療レーザー脱毛に通うことになった場合、日焼けをしないようにと必ず注意されます。

・痛みがある

ニードル脱毛と比較したら相当我慢できるレベルですが、医療レーザー脱毛にも痛みがあることは間違いないです。

・施術後数日間、毛穴に燃えた髭が残る

いわゆる泥棒髭、といわれる状態です。医療レーザーに反応した髭が毛穴の中で燃えて膨張するのですが、この髭はコシがまったくなく、シェーバーで剃ることができません。

数日経過するとポロポロと毛穴から押し出されるように取れていくのですが、それまでの数日レーザーを照射した部分がコントに出てくる泥棒のメイクのように真っ黒になります。

・費用が高い

ニードル脱毛ほどではありませんが、保険適用外の処置となるため費用は高めとなります。

高い効果と施術時間が短い点、費用が高いとは言え捻出できないレベルではない点等が医療レーザー脱毛が評価されている理由だと思います。

光脱毛/フラッシュ脱毛

光脱毛はフラッシュ脱毛とも言われ、医療レーザー脱毛と原理としては同じく髭に反応する光を照射し、髭を経由して間接的に毛乳頭にダメージを与える、という方法になります。

医療レーザー脱毛と違い、一般のエステサロン、脱毛サロン等での施術が可能となっています。

【光脱毛/フラッシュ脱毛のメリット】

痛みが少ない

同じくレーザーを照射する医療レーザー脱毛と比較して痛みがかなり少ないというのが光脱毛/フラッシュ脱毛のメリットです。これは出力が弱いということが理由となっています。

・照射範囲が広く、施術時間が短い

光脱毛/フラッシュ脱毛に用いられる機器は光の照射範囲が広いため、一度の照射で広い面積に生えている髭を処理することができます。

・費用が安い

ニードル脱毛、医療レーザー脱毛と比較して費用が安いのが光脱毛/フラッシュ脱毛の特徴です。

【光脱毛/フラッシュ脱毛のデメリット】

・脱毛効果が限定的

ニードル脱毛、医療レーザー脱毛と比較して脱毛効果が限定的だと言われていますが、人によっては光脱毛/フラッシュ脱毛で高い効果を得られたという意見もありますので、元々の髭の濃さ等の個人差が原因とも考えられます。

代表的な脱毛の手法について見てきましたが、それぞれのメリット、デメリットを把握しておくと実際に髭の脱毛を検討する際にどの脱毛サロン、クリニックがどの手法なのか、わかりやすくなると思います。

実際の痛みはどうなのか、ニードル脱毛と医療レーザー脱毛についての比較

髭の脱毛を語る上で話題としてはずせない痛みについてですが、特に痛みが強いと言われるニードル脱毛と医療レーザー脱毛について、両方を体験している筆者が比較してみたいと思います。

あくまでも主観に基づく比較になりますが、感じだけでも伝わればと思います。

ニードル脱毛の痛みは我慢が難しいレベル

筆者がニードル脱毛で髭の脱毛を行っていたのは1997年頃の話となりますので、20年程経過しています。現在はもっと設備や技術も向上していると思われますので、当時のこととしてご理解ください。

まず、ニードルを毛穴に差し込む際にピンセットで髭をつまみます。その髭をガイドラインにしてニードルを差し込むわけですが、この段階で結構な痛みがあります。

ニードルはかなり細いわけですが、それでも毛穴に差し込むのは痛みがあるのは想像していただけるでしょう。

毛穴にニードルを差し込んだ状態で電気が流されるのですが、この時が一番痛いです。鋭い痛みがビビッと走る感じで、全身に力が入ったままになるような、そんな感じの痛みです。

髭1本でこの痛みですが、1本ずつ次々と同じ作業が行われますので、施術中はずっと痛いわけです。

体調が悪かったりすると途中で今日はもうやめて欲しい、と言いそうになります。

施術が終わると全身汗をびっしょりかくようなそんな痛みです。

医療レーザー脱毛の痛みは初回が一番痛い

医療レーザー脱毛の場合、ニードル脱毛の痛みとは比較にならない、我慢できるレベルの痛みです。

医療レーザー脱毛で照射するレーザーは黒い光に反応するので、皮膚に照射器をあてていても皮膚には熱が伝わらず、黒い部分=髭に伝わって毛根部に届きます。

そのため、痛みは皮膚表面ではなく皮膚の少し下で起こる、という感じです。レーザー照射はある程度の面積に対して行われるため、その範囲にある髭全てが反応し、根本部分に痛みが出ます。

感じとしては剣山のようなもので一瞬だけザクっと刺された、という雰囲気でしょうか? これが皮膚の中で起こる、という通常ではない痛みの感じ方になります。

医療レーザー脱毛は髭の数だけ痛みが出ますので、最も髭が濃い状態=初回が最も痛く、何度か照射をして髭が少なくなってくるとレーザー光に反応する髭が少なくなるため痛みも少なくなってきます。

光脱毛/フラッシュ脱毛については経験がないため、どの程度の痛みかわかりませんが、ネットでの口コミ等を見る限りではほとんど痛みがないという意見が多いようです。

【まとめ】髭の脱毛と痛みはワンセット!

髭の脱毛手法はいずれも毛乳頭にダメージを与える方法を取りますので、その際に痛みが生じるのはある意味当然と言えます。

それぞれの手法が効果、費用、痛みの程度等違った特色がありますので、髭の脱毛を検討する際にはご自身の状況やどのように脱毛したいのかを考えた上で適切な手法で髭を脱毛しましょう。

どの脱毛サロン、クリニックでもカウンセリング等で相談することができますので、痛みの程度やかかる費用、期待できる効果をきちんと確認するのが重要ですよ。

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