コラム

自宅でできるメンズ脱毛の方法とは

自宅でできるメンズ脱毛

女性の脱毛は非常にポピュラーになりましたが、今や男性でも当然に脱毛をする人がいる時代です。

メンズエステなどでも脱毛コースが多数展開されているところが多くみられます。

しかし、エステでの脱毛は費用もかかるため、気軽に行うことができません。

男性の脱毛も一般的になってきたとはいえ、それでもエステに行って脱毛をするのはまだ恥ずかしいという男性も多いことでしょう。

そこで、ここでは自宅で簡単にできる男性の脱毛方法について紹介します。

それぞれの特徴をおさえて、複数の方法の中から自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

脱毛せっけんでの脱毛方法

まず紹介するのが脱毛せっけんの使用による脱毛方法です。

脱毛せっけんとはその名のとおり、体を洗うだけで脱毛効果が期待できるせっけんのことです。

せっけんで脱毛効果が得られる理由は、脱毛せっけんのなかに含まれている成分にあります。

多くの脱毛せっけんには主要成分としてイソフラボンが含まれています。

イソフラボンは大豆に多く含まれていることで知られています。

このイソフラボンには、毛包に作用して毛の成長を抑える抑毛効果があるといわれています。

高濃度のイソフラボンを毛包に作用させることによって、次第にムダ毛を薄くしていく効果が期待できます。

このようなイソフラボンによる抑毛効果を利用したものは脱毛せっけんだけではありません。

ほかにも、脱毛ローション脱毛クリームなどにも利用されており、いずれも各メディアで紹介され大人気になったものばかりです。

毛の成長を抑えると聞くと、なんだか体に悪いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、大豆イソフラボンのような天然由来の成分を使用することによって体に害を与えることなく安全に抑毛を行うことができるという点が高く評価されています。

また、脱毛せっけんには毛母細胞にあるたんぱく質を破壊するブロメラインやイソフラボンと同様に抑毛に効果のあるラレアディバリカタ葉エキスなどが配合されているものもあります。

ブロメラインはパイナップルなどに含まれる消化酵素で、こちらも天然由来の成分です。

ラレアディバリカタ葉エキスというのも聞きなれない名前ではありますが、化粧品や乳液などにも含まれる成分になります。

顔に使用する化粧品に使われているということからも肌にやさしい成分であることがわかりますね。

脱毛ワックスでの脱毛方法

女性の間でも非常に手軽で簡単なことから人気を博したのが脱毛ワックスによる脱毛方法です。

脱毛ワックスは専用のワックスをムダ毛の気になる部分に塗り、その上からシートを張ってはがすことにより、ムダ毛を毛根から取り除くことができるというものです。

脱毛ワックスにはいくつかの種類があり、大きく油性水性に分けることができます。

脱毛効果はムダ毛との密着力の強い油性ワックスのほうが高い傾向にあります。

その一方で、油性のほうが肌への負担が大きくなる傾向にあるため、敏感肌の人や初めて脱毛ワックスを使用するというような人の場合には水性ワックスから使い始めるといいでしょう。

油性ワックスの主成分は主に松やにです

一方、水性ワックスのほうは、はちみつなどを用いることが多いようです。

脱毛ワックスによる脱毛は、その脱毛方法を見ても分かる通り、無理やりムダ毛を抜く方法になります。

そのため、ムダ毛が薄い場合にはそこまで痛みを感じませんが、濃い場合には人によってはとても大きな痛みを伴う可能性があります。

ひどい場合には内出血や肌荒れを起こしてしまうこともありますので、脱毛後のアフターケアが非常に重要です。

アフターケアとしては保湿がメインで、脱毛によって傷んでしまった肌に保湿剤をしっかりと塗りこみ、水分量を保つようにします。

ちなみに、脱毛ワックスによる脱毛がもっとも効果を発揮するのはムダ毛の長さが1センチ程度のときだといわれています。

特に、1センチ以下の場合には脱毛ワックスがしっかりと毛に密着せず、処理しきれない可能性がありますので、使用する前にムダ毛の長さが1センチ以上あるかどうかを確認してから行うようにしましょう。

また、油性のワックスには松やにが使われていることから、アレルギー反応を示す人もいます

油性も水性も天然由来の成分を使用しているので本来は肌にやさしいものなのですが、人によっては肌荒れを起こしてしまうリスクもあるため注意しましょう。

脱毛クリーム・ジェルでの脱毛方法

脱毛ワックスによる脱毛は痛みが大きなデメリットですが、そのデメリットを補ったのが脱毛クリーム脱毛ジェルによる脱毛方法になります。

自宅での脱毛は肌を傷めてしまう可能性が高いため、肌への負担をできる限り減らした商品は人気の傾向にあります。

除毛クリームなどといわれることもあり、ムダ毛を溶かして除毛することができるものです。

脱毛クリームのなかにはアルカリ性の成分が含まれており、これがムダ毛に付着することによって毛を化学的に溶かすことができます。

使用方法は、脱毛クリームを直接ムダ毛の気になるところにのせ、専用のヘラやスポンジなどで伸ばしていきます。

ムダ毛に覆いかぶさるくらいまでクリームをのせたら、その状態で数分間放置します。この放置時間に関しては、商品や脱毛力、毛の濃さによって大きく変わってくるため一概にはいえません。

商品のパッケージの裏側や説明書をよく読んで、自分に合った時間を選択するようにしましょう。

数分間放置し終わったら、専用のヘラでクリームを取り除きます。

このときにはすでにクリームに含まれたアルカリ性物質が毛を溶かしていますので、クリームとともに毛が取り除かれるのが実感できるでしょう。

このように、脱毛クリームは毛を溶かして処理しているため、毛根にダメージを与えているわけではありません

つまり、カミソリで処理をしているのと同様に、表面に出てきているムダ毛だけを処理しているにすぎないため、時間が経つと再び生えてきてしまいます。

しかし、カミソリを使った脱毛方法よりも素肌を傷めつけることなく脱毛をすることができるという点は非常に魅力的です。

カミソリでムダ毛処理をするとどうしても肌にダメージを与えてしまいがちですが、脱毛クリームであれば物理的なダメージを与えることはありません。

また、商品によっては敏感肌用の脱毛クリームというものも販売されています。肌へのダメージが気になる場合には、このような商品を選ぶことによって、さらに肌へのダメージを軽減することができます。

脱毛器での脱毛方法

脱毛器の進化によって、自宅でも手軽にサロンなどで使用されている仕組みの脱毛方法を実践することができるようになりました。

自宅でできる家庭用脱毛器には大きく分けて3つの種類があります。

もっとも一般的で数も多いのがレーザー式の脱毛器です。

これはレーザーの力によって毛根にダメージを与え、使用するたびに毛を薄くしていくものです。

レーザー脱毛は本来、医師のいるクリニックでしか施術することが許されていません。

それにもかかわらずエステサロンでもレーザー脱毛が行われているのは、使用されているレーザーに違いがあるためです。

エステサロンなどで使用されているレーザーはいわゆる疑似レーザーというもので、仕組みは違うもののレーザーとほぼ同様の効果を得ることができます。

自宅で行える家庭用脱毛器に関しても、エステサロンで用いられている疑似レーザーが採用されています。

また、レーザー脱毛の進化系として誕生したのがフラッシュ脱毛です。

フラッシュ脱毛とは、光脱毛とも呼ばれ、光を毛根に当てることによって毛の成長を抑えようとするものです。

フラッシュ脱毛の特徴はなんといっても痛みがほぼないということでしょう。

レーザー脱毛ではどうしても避けられなかった脱毛時の痛みがほとんどありません。

その一方でレーザー脱毛よりも脱毛力が弱く、同じ範囲を脱毛するのでも倍以上の時間がかかるのが一般的です。

最後に紹介するのがサーミコン式の脱毛器です。

サーミコン式というのは、いわゆる熱エネルギーによってムダ毛を焼き切るというものです。

サーミコン式の特徴は肌へのダメージが少ない点でしょう。

ただし、肌へのダメージが少ないとはいっても、カミソリと比べると少ないという程度のもので、脱毛力もフラッシュ脱毛などと比べると弱い傾向にあります。

以前は主流な方法でしたが、最近ではあまり見られなくなっています。

番外編・抑毛ローション

脱毛効果だけでなく、美容効果も同時に得られるのが抑毛ローションです。

これは脱毛せっけんのところでも紹介したような天然由来の成分を配合することにより、抑毛効果を実現したものになります。

これに加えて、保湿などの美容成分もプラスされたのが抑毛ローションで、脱毛効果だけを求めているというよりも、毛の成長を抑えながら肌のお手入れもしていきたいという人にぴったりの商品です。

市販されているほとんどの抑毛ローションは、天然由来の成分を主原料としていますので、敏感肌の人やアトピーなど肌にトラブルを抱えている人でも安心して使うことができます。

ただし美容効果をプラスした分だけ脱毛効果は低くなっています。

このため、毛が濃くて太いという場合にはあまりおすすめできない脱毛方法です。

毛の薄い女性の間では人気になった方法ではありますが、毛が濃い男性にとってはあまり適した方法とはいえないかもしれません。

とはいえ、男性でも敏感肌の人はいます。自分は肌が弱くて脱毛せっけんや脱毛クリームでは肌荒れをしてしまうという人や、毛はそこまで濃くないので脱毛力は弱くても十分という人の場合には使ってみてもいいでしょう。

抑毛ローションは、それ自体にある程度の保湿効果や美容効果を期待することができますので、アフターケアも念入りに行う必要がなく、自宅で行う方法としては気軽にできるためおすすめです。

まとめ

ここまで自宅で簡単にできる脱毛・抑毛方法を見てきましたが、それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがあります。

人によって求めている効果の度合いなども違ってきますので、一概に「これがおすすめ」とはいえません。

そのため、自宅での脱毛方法を選ぶ際には、それぞれの特徴をしっかりと把握して、自分に合ったものを選びたいですね。

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